お知らせ
2024/06/03
リザプロ株式会社(本社:東京都新宿区、代表:孫辰洋)の代表取締役 孫辰洋、事業統括 相佐優斗は、2024年3月29日、4月2日にウクライナの現状を踏まえ、模擬停戦協議を実施しました。当日はフリージャーナリストとしてウクライナのドンバス地方に足を踏み入れた五十嵐哲郎さん他3名の教師の方が参加され、ウクライナの現状やロシアとの歴史的背景を踏まえ、解決に向けた話し合いを行いました。
・プログラムの内容(一部)
何が起きた? 〜地理や歴史から見るウクライナ情勢〜
今回の紛争の中心地となっているウクライナのドンバス地方。その戦地に出向き、戦争のリアルを取材してきた五十嵐さんの生の目線から、高校生と一緒にウクライナ戦争を紐解いて行きました。実際に五十嵐さんに直接取材を行う学生も数多くいました。
ウクライナ側VSロシア側模擬停戦交渉ディベート
背景知識を踏まえた上で、ロシア側とウクライナ側の2グループに分かれ、実際にそれぞれの国の立場に立ち、国の代表になりきって、どのような条件が揃うことで停戦協定を成り立たせることができるかについてをディベート形式で考えました。議論は白熱しましたが、同時に、なかなか解決策を導具ことができずに苦戦していました。いかにウクライナ情勢が複雑化しているかを考えるきっかけとなっていました。
・実際に参加した生徒様の声
実際に戦争を取材したことがある人にしかわからない本当の戦争の姿を体感できた(高校3年生 )
実際にこの戦争をロシア側で討論したが、日本のメディアに対して批判的な目線で見るきっかけになった。(高校2年生 )
第2次世界大戦当時の記憶を持つ人々も少なくなってきている現代で、中高生にとって戦争は、自分とは関係のない問題だと考えてしまっているかもしれません。このプログラムでは、TVやSNSでは絶対に流れることのない写真やビデオの数々、実際に戦場で活動していた五十嵐さんの話などを聞く中で、生徒は、非常にショックを受け、真剣に戦争を考えるようになります。情報技術の発達や、プロパガンダによって、正しい情報を見分けることがますます難しくなっていますが、少しでもリアルな情報に触れ、偏った意見だけでなく、様々な方向の意見を聞くことができるのが、私たちの課外活動ならではの特徴です。
今後も、学校では経験できない『主体性を育む教育』『社会課題に向き合うプログラム』を行なって欲しいという要望のある団体と協働し、プログラムや情報の発信を行っていきます。